宮原坑第二立坑櫓  福岡県大牟田市宮原町


 宮原坑には第一立坑と第二立坑の二つがあった。宮原坑は昭和5年まで囚人を使役していた ことから、この鋼鉄製の第二立坑は一般坑夫の昇降口として使われていたが、一方第一立坑は木製であり囚人坑夫専用の 昇降口であったという。当然のことながら、坑内労働においても一般坑夫と囚人坑夫とは鉄柵で分離されており、お互いの接触 は固く禁じられていた。その労働は通常よりさらに危険で過酷であったことから、第一坑は囚人たちから「修羅坑(シラコ)」と 呼ばれて恐れられていたという。
(武松輝雄さん資料参照)

ケージ。1段式、積載鉱車数2台。人員昇降、資材機材搬入搬出、揚炭に使用
(2004年8月2日撮影)

(2004年8月2日撮影)

(2004年8月2日撮影)

(2006年11月10日高田さん撮影)

(2006年11月10日高田さん撮影)

(2007年4月1日撮影)

 この辺りに囚人坑夫専用の第一立坑があったらしいが、詳細な場所はわからない。 しかし同所は一部畑地として利用されているもののほとんどは今も荒地のままにしてあり、それについて地元の人は、 「この下には坑道が走っていて、地盤沈下の恐れがあることから、建物は建てられないのだ」と語る。

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