炭鉱の街
1 炭鉱が命と 言ってたやつも
炭鉱を見捨てて 故郷を捨てた
主を無くした トロッコが
錆びて転がる 線路道
草に埋もれた 炭鉱の街2 五軒十軒 日がたつごとに
窓を閉ざした 空家が目立つ
無理もなかろう あの娘まで
嫁にいったよ 遠い空
泣くなボタヤマ 炭鉱の街3 夜に飲まれて 眠った街も
おれにとっては 生まれた所
たとえ貧しい 暮らしでも
こんな故郷を 見捨てずに
明日も生きよう 炭鉱の街♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
これはレコード化されていない幻の名曲である。 美唄五郎。秋田県出身ながら、中学を卒業すると北海道赤平市にあった炭鉱に就職。その炭鉱が閉山となったことから 東京へ上京、作曲家船村徹の内弟子となった。当初、「炭鉱の街」でデビューするはずであったが、あまりにもその内容 が暗く、一般向けしないだろうということから、結局レコード化はされず、変わりに「男の根性」で昭和52年デビュー した。その後の行方は不明ながら、大分県で暮らしているという話もある。