古河峰池労組企反闘争


 三池労組は昭和35年8月5日、福岡県田川郡添田町 古河峰池労組の企反闘争に キャラバン隊として参加した。

 筑豊炭田を支えていたのは、こういった中小炭鉱であった。これらの炭鉱から農業移民として南米へ移住 する炭鉱離職者も多かった。彼らが日本を去るとき、「三池の人たちによろしく」「みんなに頑張るように と伝えてください」「南米のどこかで三池の勝利を祈っています」と別れのことばを語ったという。

 彼らのなかには三池の離職者はひとりもいない。そしてまた、三池闘争が終わってからすでに一年もたっ ている。にもかかわらず、彼らは異口同音に三池への激励を捧げる。「三池こそ日本の思い出です。三池の ことは一生忘れません」。
 三池だけが、彼らが祖国に残してゆく、ただひとつの魂のふるさとなのである。
 (上野英信著「どきゅめんと筑豊」より)

古河峰池の炭住街をデモしているところ(写真提供:織田さん)

 

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